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朝日新聞の『折々のことば』に引用されました。

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 2025.10.3の朝刊に掲載された。 『社会と自分のあいだの難関』(SURE)は、2021年に講義形式の座談会を3回して、亡くなったあとに発刊された。    最後の座談会は、7月30日だった。その2日後、滋賀県草津市のホテルに、親族と草津教会の牧師夫妻が集まり、さーちゃんは一輪車の練習に没頭した。草津から帰って、力尽きたように在宅療養が始まったが、那須君はまだAmazonで、本やCDを買い続けていた。  そして、9月7日『白露』に、ふと亡くなったのが、とても彼らしい。    冒頭の写真は、朝日新聞をとっている義弟が、朝一番に送ってくれました。感謝。 編集グループSURE オンラインショップ↓ https://henshuugroup-sure.stores.jp/items/67089a609dfb0901fcd0b08d  

研究室から持ちかえった本(4)

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 那須くんは、自分も人も、社会の中でしんどくなく生きていくことを、ずっと考えていた気がする。しんどくなるのは何故だろう、と。  家族を含む誰かからの束縛、職業上の束縛、地域・国からの束縛、自由であるはずのサークル活動やボランティア活動での束縛…など、愛情や決まりごと、思い込み、「ねばならぬ」ことからの解放。    那須くんと暮らしてきて、思えば束縛されたことがない。 それが寂しくもあったけれど、心地良くもあった。

研究室から持ちかえった本(3)

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 福知山線の脱線事故については、摂南大学のゼミで何年も追いかけていた。いろんな広がりがあるテーマだと言っていた。  

研究室から持ちかえった本(2)

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  那須くんにとって、テツガクする動機として、自分の『家族』が一大 テーマだったが、後年、里子を迎えるにあたって、また違う立ち位置から『家族』を考える必要が出てきた。  『狼』も、彼を支えるキーワードだったと思う。

研究室から持ちかえった本(1)

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  『家族』というテーマは、誰にとっても多かれ少なかれ痛みを伴う、と 思う。  那須くんは、「親が子どもを殺すのは許されへん。でも子どもが親を殺すのは許される。親は殺されても仕方がない」と、ことあるごとに強く言っていた。  『反哲学的断章』には2カ所だけ付箋が貼ってあった。                  

研究室から持ちかえった本(付箋あり)

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 研究会でご一緒したり、仕事を一緒にしていた方の本には、特にたくさんの付箋が貼ってあった。    それはきっと、勉強熱心…というよりは、その人を理解して、会った時にたくさんおしゃべりしたくて、読み込んでいたのだろうなと思う。  特に、平野先生・亀本先生・服部先生の『法哲学』には、ほぼ毎ページに蛍光ペンで線が引いてあり、大きな付箋にメモがいくつも書いてあった。疑問形のメモが多いので、きっとこの本で『法哲学』の基礎を学んだのではないだろうか。3人の先輩方のことを尊敬し、それぞれ大好きだったと思う。  付箋のある本は、つい持って帰ってしまったが、私たちはおそらく一生読まない(読めない)。  これらの本を処分するなら、付箋を剥がさねばならないが、その作業はやりたくない。悩みの種だ。

オーディオ機器の近くに置いてあったCD

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那須くんは、新しいCDやレコードを手に入れたら、 プレーヤーの近くにとりあえず置いておいて、時間があったら聴いていた。 機器の前に立って、CDやレコードを丁寧にセットして、しばらく音量やスピーカーの調整をして、立ったままレコードジャケットを眺めたりして。 亡くなる前には、本と同様、CDを買う数が聴く数を上回り、次第に溢れていった。 (レコードは中古レコード屋さんで買ってくることが多く、通販で買うことは滅多になかったので、溢れたのはCDだった) メアリーブラックはコンサートにも何度か行った。 聴いていたものもあり、聴いていないものもあると思う。