研究室から持ちかえった本(4)


 那須くんは、自分も人も、社会の中でしんどくなく生きていくことを、ずっと考えていた気がする。しんどくなるのは何故だろう、と。
 家族を含む誰かからの束縛、職業上の束縛、地域・国からの束縛、自由であるはずのサークル活動やボランティア活動での束縛…など、愛情や決まりごと、思い込み、「ねばならぬ」ことからの解放。
 
 那須くんと暮らしてきて、思えば束縛されたことがない。
それが寂しくもあったけれど、心地良くもあった。

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